キャバクラで働いていると、お客様と食事に行く機会があります。
いわゆる「同伴」ですね。
以前このブログで、私は「水商売にとって食事は命」と少し大げさなタイトルを付けて記事を書きました。
今読み返してみても、その考えはあまり変わっていません。
ただし、ここでいう「食事が大切」というのは、
高級なお店に連れて行ってもらうことでも、たくさん食べることでもありません。
同じ料理を食べながら、
「これ美味しいですね」
「こういうお店、よく来るんですか?」
「今度はあのお店にも行ってみたいですね」
そんな何気ない会話を重ねる時間そのものが、お客様との関係をつくっていく大切な時間だと思っています。
三軒茶屋で長くキャバクラを営業してきた店側の立場から、今回はキャバ嬢と食事について、改めて書いてみたいと思います。
キャバ嬢にとって同伴の食事は「接客の前の接客」
同伴とは、出勤前にお客様と食事などをして、そのまま一緒にお店へ来店することです。
もちろんCLUB MISTYでは、同伴を無理に強制するような考え方はしていません。
ただ、お客様とキャストがお店の外でゆっくり話せる時間は、普段の店内とは少し違います。
店内では、
- 他のお客様がいる
- キャストの付け替えがある
- お酒やカラオケがある
- スタッフの出入りがある
など、どうしても周囲が動いています。
一方、食事の場合は基本的に二人でゆっくり話せます。
だからこそ私は、同伴の食事は「接客が始まる前の接客」でもあると思っています。
何か特別な営業トークをする必要はありません。
一緒に料理を楽しんで、普段より少しゆっくり話す。
それだけでも、お互いを知る良い機会になります。
「何を食べるか」より「一緒に楽しめるか」
同伴となると、
「高級なお寿司がいいのかな?」
「焼肉?」
「イタリアン?」
と、お店選びに悩むこともあると思います。
もちろん美味しいものを食べるのは嬉しいものです。
ただ、私が大事だと思うのは価格よりも、
お客様とキャストの二人が気持ちよく過ごせるかどうか。
これです。
高級店だから良い同伴になるとは限りません。
気心の知れたお客様なら、昔からある居酒屋で食事をしながら笑っている時間のほうが楽しいことだってあります。
反対に、誕生日や特別な日なら、普段より少し良いお店を選ぶのも素敵です。
相手との関係や、その日の目的に合わせて選ぶのが一番だと思います。
三軒茶屋で同伴のお店を探している方は、当店でも実際に周辺のお店をまとめています。
三軒茶屋には本当にたくさんの飲食店がありますので、これもこの街で働く楽しさのひとつですね。
キャバ嬢だからこそ食事中に大切にしてほしい5つのこと
難しいテーブルマナーを全部覚えなければいけない、という話ではありません。
私がお店側から見ていて「これは大切だな」と思うのは、もっと基本的なことです。
1.「美味しい」を一緒に楽しむ
一番大切なのはこれだと思います。
お客様が選んでくれたお店なら、
「美味しいですね」
「この料理好きです」
と自然に伝える。
無理に褒める必要はありません。
でも、せっかく一緒に食事をしているのに、ずっとスマートフォンを見ていたり、料理にほとんど興味を示さなかったりすると、やはり少し寂しいものです。
料理そのものを一緒に楽しむことが、自然な会話につながります。
2.食べられないものは無理をしない
「キャバ嬢なんだから、たくさん食べなきゃ」
そんなことはありません。
少食の方もいれば、苦手な食材がある方もいます。
無理をして食べて体調を崩してしまっては、その後のお仕事にも影響します。
食べられないものがあるなら、
「実はこれだけ少し苦手なんです」
「私、意外と少食なんです(笑)」
くらいに自然に伝えて構わないと思います。
無理をすることよりも、お互いが気持ちよく食事をできることのほうが大切です。
3.お客様の好みを覚えておく
食事は、お客様のことを知るチャンスでもあります。
例えば、
「お肉が好き」
「日本酒が好き」
「辛いものが苦手」
「昔からこのお店に通っている」
こんな何気ない話です。
次に会ったとき、
「この前、日本酒好きって言ってましたよね」
と言われれば、人は意外と嬉しいものです。
これはキャバクラの店内での会話も同じです。
相手の話を覚えていることは、
「あなたの話をちゃんと聞いていました」
というメッセージにもなります。
4.料理を会話のきっかけにする
会話が少し途切れてしまっても、食事中なら目の前に話題があります。
「これ何のお魚なんでしょう?」
「三茶でほかにおすすめのお店あります?」
「焼肉ならどこの部位が好きですか?」
「普段は和食と洋食どっちが多いですか?」
こんな話からでも十分です。
食べ物の話は、年齢や仕事が違っても比較的話しやすい話題です。
そこから、
食べ物
↓
旅行
↓
出身地
↓
休日
↓
趣味
というように、自然に話が広がっていくこともあります。
キャバクラの接客では、何か面白い話を次々にしなければいけないと思ってしまう新人さんもいます。
でも実際には、ひとつの話題から相手の話を少しずつ広げていくほうが会話は続きます。
5.時間だけは忘れない
これは同伴ではかなり大切です。
料理と会話が盛り上がり、
「気づいたら出勤時間!」
では困ります。
特にコース料理や鍋料理などは、想像以上に時間がかかることがあります。
同伴の場合は、
- 予約時間
- 食事にかかる時間
- お店までの移動時間
- 出勤時間
まで考えておくと安心です。
CLUB MISTYは19時から営業しています。
食事をゆっくり楽しみたい場合は、少し早めに待ち合わせするなど、時間に余裕を持っておくとお互いに落ち着いて過ごせます。
食事を「営業」にしすぎなくてもいい
新人キャストさんほど、
「同伴なんだから営業しないと」
「次の来店につなげないと」
と力が入りすぎることがあります。
もちろん仕事なので、そういう意識も大切です。
でも、食事中ずっと営業の話をされていたら、お客様も疲れてしまいます。
私はむしろ、
一緒にいる時間そのものを楽しんでもらうこと
のほうが大事だと思っています。
「今日は楽しかったな」
「また一緒にご飯を食べたいな」
そう思っていただければ、それが結果として次の来店につながることもあります。
接客で大切なのは、目の前の一回だけではなく、長く付き合っていただける関係をつくることです。
これは食事でも店内でも変わりません。
接客についてもう少し掘り下げたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
→ 売れないキャバ嬢がやりがちなNG行動10選|指名が取れない原因と改善策
夜の仕事だからこそ普段の食事も無理をしない
キャバクラで働くと、生活時間がどうしても一般的な仕事とは少し違ってきます。
さらに、
- 同伴で食事をする
- 営業中にお酒を飲む
- 仕事が深夜まで続く
- 帰宅後にお腹が空く
といったこともあります。
だからこそ、極端に「食べない」という方向へ行くのではなく、自分に合った生活リズムをつくってほしいと思います。
体型を気にする女性が多い仕事なのは分かります。
ただ、仕事を長く続けるためには、見た目だけでなく自分自身が元気でいることも大切です。
お酒についても同じです。
CLUB MISTYでは、お酒が飲めない方に無理に飲んでもらう必要はありません。
ソフトドリンクも用意しています。
自分のペースを知ることも、夜の仕事を長く続けるためには大切なことだと思っています。
食事を知ると、会話の引き出しも増えていく
昔の記事でも書いたのですが、私はキャストさんに、
ただ食べるだけではなく、
「そのお店の良さや料理を少し覚えて帰ってきてほしい」
と思っています。
例えば初めて食べた料理。
初めて行ったお店。
珍しい日本酒。
変わった食材。
お客様から教えてもらった美味しいお店。
そういう経験は、全部その人の会話の引き出しになります。
次のお客様との会話で、
「この前初めて○○を食べたんですよ」
という一言から話が広がることもあります。
キャバクラの仕事では、こういう小さな経験の積み重ねが意外と大きいものです。
CLUB MISTYでは同伴を強制していません
ここは求人をご覧になっている女性にもお伝えしておきたいところです。
CLUB MISTYでは、
「必ず同伴しなければいけない」
という働き方を求めていません。
未経験であれば、最初は分からないことがあって当然です。
接客の仕方も、お客様との距離感も、少しずつ覚えていけば大丈夫です。
初めてキャバクラで働こうと考えている方は、こちらもご覧ください。
→ 初めてのキャバクラ勤務が不安な方へ|デビュー前から初出勤までに知ってほしいこと
現在、CLUB MISTYでは女性キャストも募集しています。
週1日・1日3時間から勤務できますので、夜のお仕事が初めての方もお気軽にご相談ください。
まとめ|美味しい食事は、人との距離を近づけてくれる
最初に「キャバ嬢にとって食事は大切」と書きました。
でも、これはキャバ嬢に限った話ではないのかもしれません。
美味しいものを一緒に食べながら、
「美味しいね」
と笑える時間。
そこで交わした何気ない会話。
そんな時間が少しずつ、人と人との距離を近づけてくれるのだと思います。
同伴だからと難しく考えすぎず、まずは目の前のお客様との食事を一緒に楽しんでください。
そして、初めて行ったお店や初めて食べた料理があれば、ぜひ覚えて帰ってきてください。
その経験が、次の接客で思わぬ会話のきっかけになるかもしれません。
三軒茶屋には美味しいお店が本当にたくさんあります。
私自身もまだまだ開拓中です(笑)。
「ここ美味しかったよ」というお店があれば、ぜひ教えてくださいね。

